ＨＰをご覧いただきありがとうございます。 代表の山本直樹です。 私の経歴は少し変わっており、６０歳でこの道に飛び込みました。それまではずっと『中学校の美術の先生』でした。鳥取大学教育学部中学校美術専攻卒業後、鳥取県西部地区を中心に中学校教員をしてきました。 若い頃から競技スポーツも続けており、部活顧問としても専門競技をずっと指導をしてきました。３５歳、競技を引退した後も、楽しみとして続けていたスポーツでしたが、50代になって膝痛に悩まされるようになりました。 症状は徐々につらくなっていき、スポーツどころか毎日教室に上がる階段に苦痛を感じる日々が続いていました。そのつらい痛みの中で出会ったのが小波津式です。初めて施術を受けて『とてもソフトな施術なのに嘘のように膝の痛みが消えている！』ということに感動しました。 そしてこの圧倒的な結果を出すことができるこの手技に魅力を感じ、「自分でもやってみたい！」と素直に興味を持つようになりました。 はじめは趣味程度で学び始めたのですが、身近な人たちへ施術を試し、良い結果が出るたびに『いつか本物の治療家になってみたい』と思うに至りました。 そして小波津式を本格的に学びました。 その間に、不調でお悩みの身近な方にモニターになってもらい１５０名以上の方の治療をさせていただきましたが、ほとんどの方に施術後の改善を実感、喜んで頂くことができました。

　そして私が治療家になる決意を固めた出来事がありました。それは義母の死でした。義母はとてもやさしい人で、いつも家族や周りの人のお世話を喜んでしている人でした。私も若い頃から義母にたくさんお世話してもらいました。いつも自分を気にかけてくれているという安心感があり、大好きな義母でした。そんな義母がある日、脳梗塞で倒れてしまいました。それからの病状は一進一退、入退院を繰り返しながら徐々に身体の機能が衰え、ホームに入らなければいけなくなりました。時々、面会に行くと、ベッドで寝ている義母は嬉しそうに迎えてくれました。まだ小波津式を学んでいなかった当時の私は、楽しく会話をしたり、手を握ってあげることくらいしかできませんでした。そうこうする内、２０２０年から始まったコロナ禍で面会もできなくなり４年近く経った１月、義母の死の連絡が入りました。コロナ禍という理由で、長い間面会に行っていなかった私にはとてもショックな連絡でした。ホームに行くと、義母は４年前には想像もつかなかったくらい痩せた姿でベッドに横たわっていました。その姿を呆然と眺めながら、『なんとか面会の機会をつくって、義母に小波津式で治療をすればもっと長生きしてくれたんじゃないか！』という後悔の思いが繰り返し心に沸いてきました。その姿は、今でも後悔と一緒に私の脳裏に焼き付いています。

　世の中には重い病気で苦しんでいる人、身体のどこかに重い症状を抱えていて、普段の生活さえつらい人たちで溢れています。日本の高齢化はどんどん進んでいて、若い頃からの知り合いに出会えば、みんな年を取っています（私も含めて）。 師匠である小波津先生は『僕だけじゃ治療家は足りないんだ。世の中には病気や障害、ケガで苦しんでいる人たちがたくさんいる！ぜひ、本当に治せる治療家になって一緒にがんばってほしい』といつも言われます。なつかしい義母との思い出とともに、『私はこれからの人生でもっと人の役に立つ！』という使命感を持ち、私はこの道を進むことを決めました。今回、整形疾患、内臓疾患、難病疾患へのアプローチ法を学び（マスタープロジェクト修了）、６０歳の節目に教諭を退職、整体院を開業する運びとなりましたので、お身体の不調でお悩みの方はぜひ、当院に安心しておいでください。 また、些細なことでもご相談があれはお気軽にご連絡ください。  　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和 7年 4月 吉日　代表　山本直樹